浜松市の中古戸建購入ガイド
いつもコラムをご覧いただき、誠に有難うございます。
松屋不動産販売 家デパの佐伯です。
今回は、浜松市の中古戸建事情をご紹介しつつ、適正な購入が出来るように、出来るだけ分かりやすく説明をしていきたいと思います。
まずは、浜松市の中古戸建(中古住宅、中古物件)の成約データから分析していきましょう。
※中部圏不動産流通機構の成約事例(令和4年10月から令和5年9月まで)抜粋
浜松市の中古戸建の平均価格は2,263万円となっており、平均土地面積は176.36㎡、建物の平均延床面積は131.69㎡となっています。
率直な印象としては、【広さ】が他の地域と比べて大きい印象があります。
特に、建物は4人家族を想定して建築される事が多いので、標準的な大きさは【一人8坪計算】と言われており、4人×8坪=32坪(約105.79㎡)が一般的です。
実際に、上図の新築戸建の平均延床面積が102.83㎡(31.10坪)と32坪に近い数字となっているのは、そういう事です。
但し、若干床面積が小さいのは、昨今の建築資材の高騰で販売価格を抑えるために建物を少し小さくしているモノと思われます。
目次
浜松市内の優良中古戸建情報
別のコラム(浜松市を色んな角度で見てみよう)でも書きましたが、浜松市は程よく都会と田舎が融合しており、浜松駅周辺の便利で好立地な物件を探す事も、市内でも比較的郊外へ行けば、広くてのんびりと過ごせる地域を探す事も可能です。
最新の中古戸建物件情報
中古戸建の最新情報は常に変動しています。
浜松市内で売り出されている優良物件や新着情報を随時更新しています。
希望の条件に合った物件を見逃さないよう、当社ホームページIEDEPAに是非ご登録ください。
また、令和5年10月20日現在、中部圏不動産流通機構に登録されている販売中の戸建は158件あり、そのうち107件が中古戸建となっております。
一括りに【中古戸建】と言っても、個人の売主様が仲介で売りに出している物件と宅建業者売主の買い取り再販物件の2パターンがあります。
主だった違いは以下の通りです。
一概に、どちらが優位という事は全くありません。
個人売主の物件を買って、自分の好きなようにリフォーム・リノベーションをするもよし、宅建業者売主のリフォーム済みの物件で、面倒な打ち合わせ無く、センスの良い業者であれば、色んな提案も盛り込まれており、快適な生活がおくれます。
※ポットフィラーは便利ですよ。煮込みすぎてお湯が無くなった時とか、水をちょい足ししたい時にありがたみを感じます。買い取り再販物件で取り付けられているのは、見た事ないですが・・・
おすすめの中古戸建物件とは?
浜松市で人気のエリアやおすすめの中古戸建物件を我々のホームページで紹介をしております。
価格や立地条件、間取りなど、購入を検討する際に役立つ情報が満載です。理想の住まいを見つけるために必見です。
おすすめの中古戸建物件と言っても、ニーズは様々です。
まずは、自分の好み・要望をしっかりとまとめておきましょう。主だった中古戸建のご要望は・・・
- 広さ
- 日当たり
- 価格
- 場所
- 築年数
- リフォームの有無
- リフォームの必要費用
- 間取り変更 等
この辺りかと思いますが、この中で、優先順位を決めて、譲れない部分、妥協できるところを決めておいて頂ければ、不動産仲介業者から素早くおすすめの中古戸建を紹介してもらえると思います。
中古戸建購入のポイントと最新動向
コラム冒頭部分で貼り付けられていたコチラの図では、あくまでも浜松市中区の平均的なデータしか分かりません。
もう少し絞った部分、例えば、浜松市中区葵西で中古戸建はいくら位で取引されているのかを調べるには、別の方法が必要になります。
以下の章で浜松市中区での中古戸建購入に関するポイントとトレンドをご紹介します。
浜松市の中古戸建相場と価格動向
浜松市の中古戸建相場や価格の動向を解説。これから購入を考える方は、市場の状況を把握して賢い選択をするためにこちらの情報を是非確認してください。
例えば、浜松市中区葵西での土地や中古戸建・中古マンションなどの成約事例を調べる方法があります。
上図のようなデータをどなたでも取得する事ができます。
国土交通省が運営している不動産取引価格情報検索サイトを検索して頂くとすぐにこれらの情報が入手可能です。
事前に、自分が購入を検討している地域の相場を知っておくことは、失敗しない不動産購入の第一歩であると思います。
中古戸建購入の際の手続きと注意点
今回は、具体的なステップについて詳しくお伝えします。
不動産購入は大きな決断ですが、適切な知識と準備があればスムーズに進めることができます。
以下に、中古戸建購入のステップとアドバイスをご紹介します。
- 1.ライフスタイルと予算の確認
中古戸建購入の第一歩は、自身のライフスタイルと予算を確認することです。家のサイズ、地理的な位置、周辺の施設、学校、交通手段などを考慮しましょう。また、購入にかかる総予算を計画し、住宅ローンの審査も事前に行っておく必要があります。
ポイント: ライフスタイルに合った物件を選ぶことは非常に重要です。将来の成長や家族の変化を見越して物件選びを検討しましょう。予算に余裕を持たせることも将来の安心につながります。
- 2.不動産仲介業者の選定
優れた不動産仲介業者を選ぶことは成功の鍵です。信頼性のある仲介業者を見つけ、過去の実績や評判を確認しましょう。仲介業者は契約交渉や書類手続きをサポートし、物件探しのプロセスを効率的に進めます。
ポイント: 不動産エージェントはあなたの代理人として働きます。信頼性と経験が豊富なエージェントを選び、コミュニケーションを密に保ちましょう。
- 3.物件の検索と選定
エージェントの協力を得て、希望条件に合致する物件を探しましょう。物件の内外覧を行い、将来の住環境に合致するかどうかを確認します。購入対象の物件を見つけたら、購入に向けて条件の交渉を行いましょう。
ポイント: 物件選びは慎重に行いましょう。将来の価値や修繕の必要性を考慮し、エージェントのアドバイスを受け入れることが大切です。
- 4.契約と書類手続き
物件の条件交渉が成功したら、正式な契約手続きに入ります。契約の前にその物件の重要事項説明を受けて頂きます。
購入物件が購入者の希望に合致しているか書類で確認頂きます。物件に思い違い・勘違いがない事が確認出来たら、次は売買契約に移ります。売買契約書は買主と売主の権利と責任を明確に定めます。必要な書類を整え、手付金の支払いを行います。
ポイント: 契約書は法的な文書であり、重要な事項を含んでいます。専門家の助言を仰ぎ、契約内容を詳細に理解しましょう。
- 5.融資と住宅ローンの手続き
住宅ローンを必要とする場合、金融機関との交渉と審査プロセスが続きます。ローンの条件や金利を確認し、適切なプランを選びましょう。
ポイント: 住宅ローンは長期的な債務です。金利や返済条件を慎重に比較し、将来の財政計画を立てましょう。
- 6.建物の点検と検査
物件の状態を確認するために建物の点検と検査を実施しましょう。構造的な問題や修繕が必要な箇所を把握し、契約の内容に応じて、売主と契約不適合責任における修繕の交渉を行いましょう。
ポイント: 建物の点検と検査は購入(引渡し)前の重要なステップです。隠れた欠陥や修繕が必要な箇所を見逃さないようにしましょう。出来れば、引渡し日の2週間位前に物件の最終チェックを売主・仲介業者立会のもと行いましょう。契約の内容と異なる不具合(契約不適合責任)が発生していた場合は、安易に引渡しを受けず、納得のいく補修や修繕をしてもらってから引渡しをしてもらいましょう。
- 7.最終手続きと引っ越し
引渡し時には登記書類に署名し、残りの代金を支払います。引っ越しの計画を立て、必要なサービスを手配します。契約手続きが完了すれば、新しい住まいに移動できます。
ポイント: 引っ越しもまた大きなプロジェクトです。計画的に進め、不測のトラブルに備えるために余裕を持たせましょう。出来れば、アパート・社宅の解約なども同日に行わず、少しあとに解約できるように段取りをしておくと、万一の場合、慌てなくて済みます。
中古戸建選びのステップガイド
前章で具体的な購入までのステップをお伝えしましたが、もう少し限定的に、浜松市においての話しをしていきたいと思います。
浜松市での理想の住まいの最低条件
浜松市での理想の住まいを見つけるための条件やポイントを紹介。
その中でも、最低限この条件はクリアしたいという部分を紹介いたします。
やはり浜松市に住まわれている多くの方は、地震や津波災害などへの防災意識がとても高いように思います。
「浜松市沿岸域防潮堤」本体工は、令和2年3月31日をもって竣工しました。
津波災害の心配は大分軽減された事と思いますが、自然災害は時に我々の想像を超えた事態を巻き起こすことがあります。
なので、リスク回避の意味で、出来るだけ海抜の高い地域へとニーズが移り変わっているように思います。
具体的には、浜松駅以北に人気あり、南部地域は少し人気が下がっているように思います。
プロが教える中古戸建の選び方
中古戸建の専門家が語る、浜松市で理想の住まいを見つけるためのプロセス。
失敗しないためのアドバイスやポイントをご紹介します。
- 1.日当たりの良さをチェック
まず、中古戸建の日当たりは生活の快適さに大きな影響を与えます。南向きの物件は通常、日中に陽光を最大限に受けられるため、室内が明るく暖かくなります。
ポイント: 太陽の動きと建物の配置を確認し、日差しの良い物件を優先しましょう。
- 2.LDKの広さを評価
LDK(リビング、ダイニング、キッチン)は家庭の中心であり、その広さは快適な生活に影響を与えます。
ポイント: 家族のニーズに合った広さ(16帖~)を確保し、将来の変化にも対応できるように検討しましょう。また、リビングスペースとダイニングエリアの配置も注目すべきです。
- 3.前面道路の幅員に注意
前面道路の幅員は、駐車やアクセスに関わる重要な要素です。
ポイント: 道路が狭すぎると駐車が難しく、また、物件へのアクセスに制約が生じる可能性があるため、適切な幅員(4m~)を確認しましょう。逆に、幅員が広く大通り面した物件、信号の近くなども駐車がしにくいため出来れば避けたいところです。また、将来的な道路拡張の計画も調査しておくことが賢明です。
- 4.間取りの効率性を検討
中古戸建を選ぶ際、間取りの効率性も重要です。無駄なスペースや通り抜けの不便さがないか確認しましょう。
ポイント: 家事動線を考慮し、使い勝手の良さに重点を置きましょう。また、収納スペースの充実も忘れずにチェックしましょう。
- 5.建物の状態を確認
物件の内外装や設備の状態をプロのアドバイスに従って詳しく調査しましょう。リフォームが必要な場合、その費用を見積もり、予算に合わせて判断しましょう。建物の構造や耐震性も確認し、安全性を確保しましょう。
- 6.近隣環境を考慮
物件周辺の環境も重要な要素です。近くに学校、ショッピングセンター、公園などがあるかどうか、騒音や交通の便が問題ないかをプロの意見をしっかりと聞いて評価していきましょう。また、将来的な地域の発展性も考慮して、長期的な視野で物件を選びましょう。
中古戸建の選択は重要な決断です。これらのポイントを考慮しながら、理想的な中古戸建を見つけ、満足のいく新しい住まいを見つけましょう。
まとめ
浜松市での中古戸建購入を検討する際、以下のステップを追うことがポイントです。
- 1.ライフスタイルと予算の確認
自身のライフスタイルと予算を明確にし、将来の成長や変化を考慮します。
- 2.不動産仲介業者の選定
信頼性のある仲介業者を選び、過去の実績や評判を確認します。
- 3.物件の検索と選定
希望条件に合致する物件を仲介業者の協力を得て探し、条件の交渉を行います。
- 4.契約と書類手続き
正式な契約手続きに入り、重要事項を確認します。
- 5.融資と住宅ローンの手続き
住宅ローンが必要な場合、金融機関との交渉と審査プロセスを進めます。
- 6.建物の点検と検査
物件の状態を詳しく調査し、契約内容に応じて修繕の交渉を行います。
- 7.最終手続きと引っ越し
登記書類に署名し、引っ越しの計画を立てます。
浜松市での理想の住まい選びには、日当たり、LDKの広さ、前面道路の幅員、間取りの効率性、建物の状態、近隣環境の考慮が重要です。
プロのアドバイスに従って、慎重に物件を選び、将来にわたる満足度を高めましょう。