不動産売買時における心の持ち方◆トントン拍子に進む商談に不安を感じる?◆
みなさん、こんにちは!
不動産売買仲介のベテラン営業、家デパの佐伯です。
不動産売買のお取引に携わる中で、お客様が「物事がトントン拍子に進みすぎて怖い」とお悩みになることがあります。
確かに、物事が順調に進むことは素晴らしいことですが、その進展に対して不安や緊張を感じることもあるのではないでしょうか。
今回は、そんなお客様への適切なアドバイスと心の持ち方についてお伝えします。
ご自宅の売却や物件(分譲住宅や中古戸建・中古マンション)の購入を決める時、皆さんの頭の中は一体どういう状況なのでしょうか?
下図のように不安でいっぱいになっているのではないでしょうか?
長く営業をやっておりますと、先輩や上司のような先人にたくさんの助言・アドバイスを頂きます。
その中でよく言われた言葉に『お客様の頭の中は、不安が7割、その不安を解消するのが我々の仕事』と教えて頂いたことがあります。
ハッキリと上図のように、頭の中に7割の不安があると覗くことは出来ませんが、その言葉は、私の中で、営業の原点を知るきっかけとなった言葉であり、今でも大切にしている言葉です。
では、どのようにして、下図のようにスッキリと頭の中がクリアになり、早期の決断が出来るようになるのでしょうか?
このような脳内に出来ない営業にも一部問題はあると思いますが、『早い=間違いを起こしやすい』という概念があるからではないでしょうか?
皆様の中でも記憶に残っている方も多いと思いますが、小さい頃、『ゆっくり丁寧にやりなさい』『急いては事を仕損じる』『テストでは最後に見直しをしなさい』等を言われたと思います。
確かにその言葉にも一理ありますが、これらの言葉は、『行動』の事であり、『判断』ではないと私は思っています。
なので、判断は早く、行動はゆっくりと行えば良いのです。
実務的に言うと、不動産を売る・買うという判断は即決し、売買契約書や重要事項説明書の中身をゆっくり吟味して、理解を十分にして、契約を結ぶという事です。
コレ結構反対になっている方多いように思います。
では、具体的な事例で見てみましょう。
迅速な売却決定への不安
不動産売却の際には、思わぬ早さで買い手が現れ、トントン拍子で成約に至ることがあります。
こうした状況には「急いで売ることはないから」「もっと高く売れるのではないか」という不安がつきものです。
早期決定で不安な購入
物件探しにおいて、理想の条件にぴったり合う物件を急に見つかることがあります。
これによって、「急に決めて後悔するのではないか」「他にもっと良い物件がないか」という不安が生じることもあるでしょう。
スムーズな交渉に対する負担
交渉が順調に進んで、思ったよりもスムーズに進展していると、買い手・売り手ともに「もしかしたら損をしているのではないか」という心配が生じるかもしれません。
まとめ
- 決断を早めることは悪ではありません。むしろ早い事は良い事です。
- トントン拍子はスムーズな証拠、スムーズでない商談は最後までモタモタします。
- 不安があるなら、その日・その場で質問して解決する。
- 後悔は決断が遅いと発生し、決断が速いとその事(売るか・買うかを考える事)をもう考えずにすみます。
- 辞める勇気もしっかり持つ。
物事が順調に進むことは、不動産売買においては素晴らしいことです。
しかし、その進展に対して不安を感じることもあります。
こうした時こそ、冷静な判断と専門家のアドバイスを仰ぎながら、自信を持って物事を進めていきましょう。
スムーズな進展は、信頼と尽力の結果です。信じることで成功への一歩を踏み出しましょう。
不動産売買において、トントン拍子の進展に恐れることはありません。
積極的にチャレンジし、信頼と満足の取引を実現しましょう!ご相談はいつでもお待ちしております。