その土地!30年後も価値がありますか?◆紹介されたその『土地』、本当に良いモノなのでしょうか?◆
不動産仲介業をやっていますと、よく住宅メーカーの営業の方から連絡を頂きます。
『土地ないですか?』
『新しい物件出ていませんか?』
と多くの営業の方から連日ご連絡をいただきます。
その中でも比較的多いお問い合わせが・・・
(以下のようなお問い合わせです。)
『豊川市で、800万円位の小さくてもいいので土地ないですか?』
『浜松市で、少々地形が悪くても良いので、1000万円以下の土地ないですか?』
『西三河で、1000万円以下の土地ないですか?』
などなど
なかなか見つけるに難しいご要望をいただきます。
ですが、当然、お問い合わせを頂くという事は、その営業の方のお客様が探しているという事です。
しかし、本当にそんな安い土地を探しているのでしょうか?
私が思うのは、住宅メーカーの営業の方は、土地をお探しの皆様へ基本的に安い物件を紹介して、自社の建物の利益を確保していこうとしていると考えます。
(住宅メーカーの営業の方が悪いと言っているのではありません。これから述べる本コラムのような考え方をもって頂きたく記述しています。)
本当にそれでいいのでしょうか?
『少子高齢化』と言われて久しい国⇒日本 2015年に『30年後』の人口を予想したデータがありますのでご紹介します。
モノの価値は、需給バランスで決まります。
将来、人口が減った時のことを考えてみませんか?
(もちろん地域差がありますので、良ければ、ご自分の住んでいる地域の事を是非見て下さい。)
ちょっとここで、今までの話を、例を出して説明します。
ちょっと大げさに分かりやすく絵にしていますが、上の図の①と②でどちらが、将来的に価値があるモノとして残るでしょうか。
言い換えれば、将来、どっちが売りやすい不動産なのでしょうか?
①は、住宅メーカーの営業の方が探している土地、但し、家は一流メーカーの家
②は、少々値が張りますが、いわゆる『良い土地』で、家はメーカーの家ではありません。
建物は古くなったと言いますが、土地は古くなったと言う人はいません。
建物は30年経過すると、なかなか価値を見出すことは出来なくなってきます。
皆さんの中で、①の物件を紹介されている方はいませんか?
安くて、地形悪くて、将来的に価値が上がらなさそうな土地で、30年後のリセールバリューを考えた場合、その購入は、本当に正しいのでしょうか?
私たち不動産仲介業者は、そうではないと考えています。
なぜなら、土地には変わらない資産価値(相場で変動はします)があるからです。
不動産(特に土地)を購入する方々は、物件を購入する際に、将来的なリセールバリューを考えることが大切です。
そのため、物件の購入価格だけでなく、周辺環境や立地条件、将来的な発展性なども考慮することが必要です。(少子化が将来の需要を先細りさせています。)
特に、分譲住宅購入や土地を買って新築する場合には「土地の価値」と「建物の価値」に分ける必要があります。
建物は経年劣化が進み、価値が下がっていくのに対して、土地は時間が経っても減価償却はしませんし、価値が上がる場合もあります。
そのため、将来的にリセールする際には、土地の価値が高い物件を選ぶことが重要です。
住宅メーカーの営業の方が紹介する安い物件は、土地の価値が低く、将来的にリセールする際には資産価値が下がってしまう可能性が高いです。
そのため、本当に自分に合った物件を選ぶためにも、不動産仲介業者に相談することをお勧めします。
(繰り返しとなりますが、住宅メーカーの家や営業の方が悪いという話ではありません。)
私たち不動産仲介業者は、お客様のニーズに合わせた物件をご紹介することができます。
また、不動産購入に必要な情報やアドバイスを提供することも可能です。
将来的にリセールする事を考えて、資産価値の高い物件をご紹介する事も可能です。
『餅は餅屋』と言う言葉がありますが、不動産に関することは、我々、不動産仲介業者に相談することで、より良い購入、将来の売却ができるようになります。
是非、気軽に松屋不動産販売 家デパにご相談ください。
松屋不動産販売株式会社
代表取締役 佐伯 慶智