賃貸に一生住み続けるか?ローンを組んで持家を購入するか?
この問いに対する答えは、人それぞれのライフスタイルや価値観によって異なるでしょう。
ここでは、比較すべき要素を抽出し3つに絞り込みを行い、出来るだけ分かりやすく解説をおこないたいと思います。
そして最後に現在時点での私なりの結論を出していきたいと思います。
では、絞り込んだ3つの要素に以下の通りです。
資金
持家を購入する場合は、頭金やローンの返済など、大きな負担がかかります。
一方賃貸の場合は、家賃や敷金・礼金などの初期費用が必要ですが、毎月の支払いは比較的安く済みます。
しかし賃貸にずっと住み続けるとしたら、家賃は物価上昇などで賃料が上がる可能性がありますし、老後の収入が減ることも考えないといけません。
そのため人生100年など長寿である日本人である事を考慮すると、持家を購入した方が安く済む可能性もあります。
居住期間
持家を購入する場合は、長く住むことが前提となります。
一般的にはローンの返済期間が20年以上であれば、持家を購入した方が得だと言われています。
しかし仕事や家族の事情などで引っ越す可能性が高い場合は、賃貸の方が柔軟に対応できます。
また、新居を購入しても将来的に売却することも出来ますが、その際には不動産市場の変動や物件の状態などによって、大きく購入価格を下回るリスクもあります。
場所
持家を購入する場合は、自分の希望するエリアや条件に合う物件を探す必要があります。
しかし都心部や人気のエリアでは、物件数が少なくて高額だったり、競争率が高かったりすることもあります。
逆に賃貸の場合は、物件数も多くて選択の幅も広く気に入らなければ引っ越すことも出来ます。
しかし賃貸では、自分の好みに合わせてリフォームしたりペットを飼ったりすることが制限されることもあります。
以上のように、賃貸と持家のどちらが良いか悪いかは個人の状況や目的によって変わります。
しかし、どちらを選ぶにしても自分の収入や支出をしっかり把握し、無理のない範囲で決めることが大切です。
また、将来的なライフプランや不測の事態に備えるためにも、貯蓄や投資などで資産形成を行うことも忘れずに行っていくと良いでしょう。
賃貸も持家も、それぞれメリット・デメリットがありますが、令和5年4月時点での私の結論は、持家に軍配があがると考えています。
その理由としては・・・
①ネット銀行をはじめとする超低金利の住宅ローンで持家のリスクヘッジをする。
0.3%台という超低金利の住宅ローンでの持家購入や、現在返済中の方であれば、借り換えローンで0.2%台の金利で借り換えをしリスクを減らすことが出来ます。
また、団体信用生命保険も若い方(40歳以下)であれば、負担少なく幅広い保障(3大疾病、8大疾病保障、無料のがん団信など)も受ける事が可能です。
②今後、不動産価格は落ち着いてくる。
ウッドショックなどの一時的な資材高騰も落ち着いて来ました。
まだ暫くは、他の部材(半導体など)が高騰していますが、世界的なインフレ対策などで、景気にブレーキをかけてきますので、資材高騰は必ず落ち着いてくると思います。
③リセールバリューを考えて購入する。
持家をインフレ時に高く売る、デフレ時に買い替える。終の棲家として持家購入を考えるのも一つですが、良い物件を購入して、流動資産のように考えるのも今後は必要であると思います。
不動産のご購入・ご売却は、松屋不動産販売株式会社 家デパに気軽にご相談ください。
松屋不動産販売株式会社
代表取締役 佐伯 慶智